※ネタバレを含みます。

3話いいですね~新一係が刑事しておりますね~
心機一転後、改めてまたどんどん没入していくこの感じが心地よいです。愛着もかなり湧いてきましたので全員の過去や生い立ちが気になる気になる今日この頃。

3話は先週の外務省行動課との絡みなどユメマボロシだったかのような、外務省の「が」の字も出ない回でした(出てないよね?)。
ひたすら新メンバーの日常、といっても主に事件捜査なんですが、その内容に終始。彼らにスポットを当てることを主軸としつつ物語も進展させる流れなのでしょう。一度賑やかせ的に寄り道してまた本筋に戻ってきた感じとも言えます。



3話のタイトルは『ヘラクレスとセイレーン』。
またまたどちらもギリシア神話に出てくる名前ですね。

”ヘラクレス” は《ギリシア神話に登場する多くの半神半人の英雄の中でも最大の存在で、12の功業を始めとする壮大な冒険を成し遂げた》とのこと。あと最高神ゼウスと人間の子なんですって。初めて知りました。
かたや ”セイレーン” は《ギリシア神話に登場する海の怪物で、海の岩礁から美しい歌声で人を惑わし航行者を遭難や難破に遭わせる》存在。

どっちも名前は聞いたことあるけど詳しく知らない、かな。でもヘラクレスはその武勇伝というか英雄としての姿が色んな芸術作品の題材にされてきていることから、悪いイメージよりもヒーロー感がありますね。

軽く調べたところ、ヘラクレスとセイレーンの間に直接的な関連性はなさげに見えたので…見落としじゃなければ…このタイトルは単に薬師寺とカリナを指す表現なのかなと。武闘の英雄と誘惑の妖女。




続いて本編についてですが、概要は土谷博士の転落事故に続いて薬師寺の秘書リーさん襲撃殺害事件が起こり調査していくという感じ。

今回は新メンバーの人物像がいよいよ掘り下げられてきました。

2話では思いっきり古株さんに話題性を持っていかれてしまいましたから、3話でのこの方向性は至極まっとうな感じがします。なにより新参さんのこともっと知りたいですもんね。



入江さんイイよ入江さん。
私の中で最も存在感を増してきています。

圧倒的お兄ちゃんに任せとき感。きっともともと義理人情に厚く面倒見の良いあんちゃん性分なんですね。灼との絡みがもう、育ちに差はあるけど仲はすごく良い兄弟みたいで微笑ましいのなんのって。

自分の生い立ちがどうであれ過去も現在も享受して自分らしさを見失わないところや、世話になったorなっている環境に親愛と矜持を持って接しているところに、超絶な好感ですよ!政治にも詳しいわコミッサアバターに返事するわ。入江兄ちゃん最高に尖ってる!


そして一方の、天さんこと廿六木さん。
どうやら上流階級の家庭出身であることが判明しましたね。

薬師寺の選挙事務所で殴られたの痛そうだったなぁ…じゃなくて。偶然再会した父親や腹違いの弟から、「我が廿六木一族の恥さらし」だなんだって罵声を浴びて、とてもバツの悪そうな顔をしていたのが心に残った。

さらには潜在犯落ちし矯正センターで母親の死を聞かされる過去。それを思い出し外のベンチでヤケ酒のごとく缶ビールをかっくらう天さんは、なんだか別人みたくひとまわり小さく見えたなぁ。いつもあんなツッパっているのに心の奥底には根の深い闇がありそうです。。。


う~ん、天さんと入江さんはいつもつるんでる似たもの不良コンビかと思っていたけど、意外と全然かもですね。内面の心持ちが大きく違っていそうな印象を受けました。

しかし2人とも1話の最初以外は仕事には真面目に取り組んでるし、ブリーフィング見てるとそれぞれ事件や世論に対する意見も持ち合わせていそうだしで、結構ちゃんと執行官してる。
いや~しかしやっぱりデスクを囲んでブリーフィングする一係いいですな~昔に比べてずいぶん日当たり良好になった部屋ですが、それぞれの机周りをチェックするのが楽しい。

あとは如月さん、あなたの番ですよ。あなたの個性がもっと知りたいです。



灼と炯にも新情報ありましたね。

性格や生活的なことだと、
灼は思ったことを口に出す裏表のないやつだが空気は読めない、とか、どんな車でも後部座席がベストポジション、とか、デスクモニターの付箋は字が汚いがスラムダンク語録ありw、とか。
ドミネーターを撃とうとする廿六木さんを止めた灼は、朱ちゃんを彷彿とさせたな。

炯は目が見えない奥さん持ち、とか、奥さんには軽く頭が上がらない感じ?とか、ときに感情を仕事に持ち込んで頭に血が上っちゃう、とか。まぁあんな露骨な移民差別を受けたり部下への劣等遺伝子侮蔑を聞いたら腹も立ちますよね。


あと雛河くんが天さんに言われて見つけた灼と炯のキャリアデータ。
色々と謎めいた事実が部分的にだけ分かり、「???」に拍車がかかる始末。

監視官としての推薦者は灼が朱ちゃんで、炯が美佳ちゃん。
灼は母親が安楽死で父親が自殺。父親は以前から名前の挙がってる慎導篤志だけど、元厚生省大臣官房、元統計本部長って書かれてた。
炯は兄が2年前に殺害されていてその容疑者が慎導篤志。

灼の父ちゃんが炯の兄ちゃんを殺した?そんなバカな!

それを事実として受け止めているならこの2人がバディを組んでいる訳がないし、納得はしていないだろう。この謎を、真実を知るために今行動しているんだろうなということは想像できる。


それにしても朱ちゃんの話になったとき、「人殺しの元監視官」ってはっきり言われてたな…
多分、朱ちゃんが容疑者になっているのも、灼の父ちゃんと同じなんだろうな。私たちは慎導篤志よりも常守朱という人物をよく知っていて、人を殺めるなんて彼女には100%ないと言える。真実はきっと別にある。


あと雛河くんの言う「前任監視官の事故」とは。多分1話で天さん入江さんが言ってた件と同じなんだろうけど。この話題になるとやたら即終わらせたがろうとする如月さんの態度もちと気になってみたり。


そしてED後に霜月課長が語り出したなーと思いつつ、なんだかそのトーンが少し優しいのと、その後の̪志恩さんのちょっと見つめるような表情で、誰かピンときちゃった。

弥生さんキター!!

外務省じゃなくてフリージャーナリストでした。フリーってことはサイコパス値が良くなったんだね!シビュラの適性による転職なんだろうか?なんにしろ脱執行官の彼女がどんな風に活躍するのか楽しみ。




あ、ビフロストのこと書くの忘れてた。

新しい事案が始まって、審議が小宮カリナで、セキュリティ項目が東京都知事選挙で、リレーションブロックが一係。なんのこっちゃ???伏せ札だの世論誘導用のAIボットだの。相変わらず小難しい単語多すぎんだよっ。

梓澤はファーストインスペクターってことで何人いるか分かんないけどインスペクターの中で一番偉いんすかねぇ?

法斑静火の父さんはパイプやコードつなぎの介護状態みたいだった。この人も元コングレスマンなのかな?「はい、お父さん」しか答えない静火さん。彼の必ず生き残って見せるという決意の真意は何なんだろう。




ここで最後にちょっとどうでもいいことコーナー。

みんなラーメンの一口大きすぎない?梓澤はそりゃ吹くでしょって感じだけど、炯はそのペースでよく黙々と食ってんな!ちゃんと噛んでんのか?!

薬師寺さんとこの事務所の壁にある消火栓、現代のまんまの見た目でちょっぴり違和感。これ100年後の世界だよね?

エリミられた人の下敷きになった入江さん、戻ったデスクの横に置いてあったビニール袋はダメになったスーツ類かな?替えの一式は持ってるもんなんだなーと感心。


あと今回の3話は、ちらほらと引きの絵でキャラの顔がなんというかキリっと締まってない、雑顔があった気がして…オーバーワークが出始めた?作画班さんがんばれ…監督も誰も彼もがんばって…


ほんと最後に言わせてください。改めて思う、櫻井さん大塚さん諏訪部さんてわたし的にめちゃくちゃ最強ボイス執行官なんですけど?! という突然の感激。



それでは急に終わります。また次回。